無血開城
篤姫もあと数回で終わる。江戸城が火の海になって、大奥にいる人たちが城攻めで刃の犠牲にならずにすんだのは、篤姫の功績による。同じ薩摩の出身で倒幕の将として江戸に接近している西郷隆盛に必死の請願書を幾島により手渡した。
それから義理の父になる島津斉彬から篤姫宛に出された文などを勝海舟を通じて手渡した。篤姫の働きが奏功して、江戸城は戦にならずに大奥の人たちも全員解放された。
それにしても西郷は、徳川幕府を徹底して倒す決意でいた。徳川を倒さない限り新しい時代はやってこないという信念に立って進んでいた。その信念をくつがえしたのは、戦争よりも会話によって新しい国を作ろうと勝などの働きかけに動かされたものだろう。
大久保利通や、岩倉具視には不満だったようだが、その選択は正しかった。西郷の決断があったからこそ明治は生まれた。徳川家も滅びないですんだ。篤姫、西郷、大久保、小松帯刀と幕末に生きた人たちにより、明治は誕生した。歴史は新しく変わっていったのである。薩摩にそのようなダイナミックな力があったのである。
平成の日本。今こそ日本を変える力が求められているときだ。残念ながら、今の政治家でそのようなダイナミックな力を持った人が見当たらない。女性でもいい。篤姫のような気骨のある人は現れないものか。
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